コロナ禍で異業種から介護職に転職する人が増えている理由とは?

1.「コロナ禍による介護職の転職状況は」

2020年は新型コロナウイルスの影響で飲食関係やイベント関連の経済状況に大きなダメージを与える年となりました。

それは雇用に関しても例外ではなく、様々な業種が新型コロナウイルスによって廃業を強いられたり、それに伴って職を失う人も大勢いました。

それに関連して2020年においては、介護業界においても転職動機に大きな影響を与えた年となり、コロナ禍によって雇用不安による介護業界への転職を希望する人が増えたのです。

調査結果によると、介護職への転職を検討している、もしくは半年以内に介護職への転職を考えている人の中で7割が異業種からの転職となり、サービス業や主婦等の介護業界への転職が多かったのです。

その調査結果として74%の方がコロナウイルスの影響によって転職を考えたということもあり、コロナ禍による介護業界への転職が目立った年でもあるのです。

現在、介護業界というのは人手不足が深刻化していますので、このような介護職への転職を検討し、実際に働くという流れは素晴らしい傾向にあると思われます。

2.「コロナ禍による介護職の人材確保の難しさ」

新型コロナウイルスが流行しても介護業界の仕事が減るということはありませんでしたが、介護士の人材確保に苦労した事業所は多かったようです。

例えば、学校が休校になってしまったために、小さな子どもがいる介護士は「子どもを留守にできないから休みます」と言った声が目立ち、他にも「自宅に高齢者がいるので感染防止のために休みます」といった声もありました。

このように言われると、人材が不足していたとしても出勤を強制することはできませんので、コロナ禍による介護職の人材確保という面では苦労をした事業所が多かったというのが事実となります。

ただし、介護業界には「雇用の不安」というものはありません。

介護業界は慢性的な人手不足で介護サービスの需要が無くなることはありませんし、介護士の給料の大部分を占めるのは介護保険料を主にした国の福祉財産となるためです。

このように安定した雇用を求めて介護職は求職者から人気が高まっている職種となるのです。

3.「介護職員への転職は経験者でなければ難しいのか?」

介護業界というのは、年配方の日常の世話を主な業務としていますので、他業種で働いていた人が介護業界に転職を行うという場合には一定のハードルがあります。

具体的な例を挙げると「介護職ということで特別な資格が必要になるのではないのか?」という不安や、

「他業種で長年働いていたけれど、高齢者を相手として仕事が可能なのか?」といった不安と思い込みによって介護職への転職を躊躇する方が非常に多い傾向にあります。

そのために介護職で働きたいと思っている方の敷居が高くなっているというのも事実です。

しかし、このような現状を変えるべく最近の介護業界では「未経験者でも応募可」という採用枠が増えてきていますので、介護職への転職を検討しているのであれば挑戦してみる価値は十分にあるでしょう。

参考記事:【介護】資格なしで求人が見つかる転職サイト・転職エージェント2選

 上記の記事は無資格・未経験から介護の仕事を探す際に使える転職サイトを紹介しています。

4.「資格や経験の有無と問わない採用枠が増えてきた介護業界」

最近の介護業界では、資格や経験が不要でも採用枠を設けるなど、介護職員の人材確保に力を入れています。

介護についての資格ですが、これまで介護職の経験がない場合には「介護職員初任者研修」や「実務者研修」という資格を受けることになります。

特に責任がある仕事についてはこのような資格保有者で無いと仕事を任せることはできませんが、無資格者でもできる仕事というのはありますので、まずは入社をしてから介護という職種に慣れてもらい仕事をしながら資格を取得してもらうというスタイルを取る介護施設が増えてきています。

そして現在では介護職員として働く6%の従業員が無資格で働いているという現状を鑑みて、認知症介護基礎研修の義務化という流れも2021年4月を目安として行われていく予定です。

そのため、これから介護の仕事に対しての求人枠も増えることになり、介護職を検討している方も増えてくれると予想されます。

5.「まとめ」

2020年は新型コロナウイルスの影響によって様々な業界で大きな経済的ダメージを受けることとなりました。

そして業績の悪化によって退職をせざるを得ない状況に陥った方も大勢います。

それは介護職も例外ではなく、新型コロナウイルスの感染防止対策のために休業や廃業をした介護施設も約406件に達しました。

しかし、このような状況の中でも介護職というのは、これから少子高齢化が進む現代の中で非常に重要な役割を持つ職種となり、現在は介護職の待遇や給与面での問題はあるかもしれませんが、近い将来、これらの介護職員に対する待遇の見直しも検討されています。

そして近年の調査結果でも介護職に対する就職活動による意識調査では、介護職を検討している人が74%に達するなど、コロナ禍の現状においても、これから介護職員の増加は十分見込まれます。

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